25歳の夏、嵐の中のバス停小屋で女性と二人ぼっちになりました
2023年10月15日
あれは25歳の夏でした。
僕は帰省からの帰り、その ど田舎にあるバス停で乗り遅れてしまい、仕方なく2時間も先になる次のバスをオンボロ小屋の中で待っていました。
するとにわかに空が掻き曇り、いきなり土砂降りになってしまいました。
「こうも不運が続くものか…」
と呆れていたところに突然、白いワンピースを着た髪の長い女性が駆け込んで来ました。
見れば全身ずぶ濡れでせっかくの白いワンピースからは下着はおろか肌の色さえ透けて見えるありさまです。
無理もありません。
ついきっきまで眩しいばかりの晴天だったので雨の準備など考えもしなかったはずです。
そのうち、雨だけでなく雷鳴まで轟き始め、落雷が少しずつこの掘っ建て小屋に近づき始めました。
とても怯えている女性に僕は
「金属を身に付けていると危険です」
と言って自らベルトごとジーパンを脱ぎ、トランクス一丁になりました。
それを見て女性は時計を外しました。
しかし彼女のワンピースには金属製のボタンが、そして透けて見えるブラジャーにも金具が…。
結局パンツ一枚になった彼女は恥ずかしさと怯えの両方で傍にしゃがみ込んでしまいました。
その時、僕の目に彼女が両腕に抱えた豊かな胸と、濡れた下着越しにかすかに垣間見える淡いピンク色の裂け目が突き刺さり、一挙に欲情が心の中を覆いつくしました。
なおも落雷が近づくなか僕は
「ここはあぶない、逃げよう!
」
といって彼女の手を引き、なかば強引に裏手の畑の中にある窪地に避難しました。
そして飛び込んだ瞬間、彼女は僕の目の前でお尻を突き出す格好になり、濡れたパンツ越しにお尻の割れ目から続く深紅のクレパスが眼前に露になると僕は即座に
「ナイロンも電気を帯びるんです!
」
といってその布を引きちぎるように剥ぎ取ると、もう欲望が臨界点を突破してしまい、いきなり後ろから彼女の中に僕のものを激しく突き立てました。
ひときわかん高く響く悲鳴、しかし不思議と彼女は抵抗するそぶりを見せませんでした。
それを良いことに僕は思う存分いきり立った肉棒を彼女の中に叩き込み続けました。
お互い全身ずぶ濡れかつ泥まみれになり、風雨と雷鳴に混じって彼女の悲鳴とも嬌声ともいうような声があたりに響き渡ります。
やがて二人とも最後の絶叫とともに折り重なったまま果てたのでしたが、彼女の中で僕の脈動はいつまでもいつまでも続いていました…。
気が付くと、とっくに嵐は止み、流れる雲の間から晴れ間とまばゆい陽光が再び漏れてくるようになりました。
私達はすぐそばを流れている小川で身体中の泥を流すとお互いにばつの悪そうな笑みを浮かべながら小屋に戻り服に着替えると、遠くから聞き覚えのあるエンジン音が近づいて来ました。
その後はお互い言葉を交わすことなく別々の座席に座り、別々の目的地で降りました。
以来、夏に帰省してこのバス停に立ち寄るたびにその時のことを思い出しますが、この年になっても二度とその女性に再会したことはなく、あれば現実ではなく、夏の昼間に見た夢だったのではないかと思うことがあります…。
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